無料相談はある?弁護士に聞きたいことがあるけどお金が気になる方へ

ネットでの相談

民間の会社が運営するものですが、弁護士比較サイト(ポータルサイト)によっては、質問を投稿すると、登録している弁護士から、無料で回答がもらえる機能を提供しているものがあります。

弁護士ドットコム 「みんなの法律相談」

弁護士ドットコム株式会社が運営する弁護士ドットコムの「みんなの法律相談」には、100万件以上の様々な分野の相談と、弁護士の回答が投稿されています。

相談の投稿や、自分の投稿した相談に対する回答の閲覧をする場合、無料の会員登録が必要です。
月額330円(税込)のプレミアムサービスに登録すると、他の利用者が投稿した相談に対する弁護士回答が閲覧できるようになります。

ココナラ 「おしえて!法律Q&A」

株式会社ココナラが運営するココナラ法律相談の「おしえて!法律Q&A」には、3万件以上の公開相談が投稿されています。

相談の投稿や、自分の投稿した相談に対する回答の閲覧をする場合、無料の会員登録が必要です。
他の利用者が投稿した相談に対する弁護士回答も無料で閲覧ができ、閲覧だけであれば会員登録は不要です。

ベンナビ 「無料法律相談Q&A」

株式会社アシロが運営するベンナビの「無料法律相談Q&A」には、10万件以上の相談件数があります。

相談の投稿や、自分の投稿した相談に対する回答の閲覧をする場合、無料の会員登録が必要です。
会員登録をすれば、他の利用者が投稿した相談に対する弁護士回答も無料で閲覧ができます。

ネット相談のメリット・デメリット

メリット

ネットでの法律相談のメリットは、スマホやパソコンがあれば、どこでもいつでも相談が可能という圧倒的な利便性・手軽さにあります。
顔を見せず匿名での相談ができるため、対面よりも気軽に、緊張せずに相談内容を伝えられます。

ポータルサイトでのネット相談から回答がわかりやすく、良さそうな弁護士を見つけられた場合、面談の相談を申し込んだり、依頼をすることもできます(無料相談の有無や依頼した際の費用は個々の弁護士により異なります。)。

デメリット

デメリットは、資料を持参して直接説明することができず、限りある文字だけでのやりとりとなるため、コミュニケ-ションに限界があることです。
そのため、弁護士が事情をすべて把握することができず、記載された情報を前提としての回答にとどまり、面談相談と比較するとどうしても回答は一般的・抽象的なものになりがちです。

また、ポータルサイトでのネット相談の場合、込み入った相談など内容によっては、弁護士からの返答がなかなかつかないことや、中には何日待っても誰からも返答がつかないこともありえます。

気をつけないといけない点もあります。
面談相談では自分の相談内容は弁護士の守秘義務によって守られますが、ポータルサイトでのネット相談では、相談内容は守秘義務では守られません。

匿名で弁護士に対して質問はできますが、自分の質問した内容やそれに対する弁護士の回答内容はインターネット上で公開され、弁護士のみならず他の利用者にも見られてしまう状態となります。
利用の際はこの点に留意する必要があります。

相談したい内容や、それぞれの特徴から状況に応じて使い分けて下さいね。

ちょっとした問題であれば、まずは手軽なネット相談をしてみて、解決しなかったら面談相談にすることもできますね。